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ひでひでた
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書評:みんなの Python
最近取り組んでいた
みんなのPython 改訂版みんなのPython 改訂版
(2009/04/11)
柴田 淳

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を大体読み終わったので書評してみます。全体で15章構成ですが、GUI アプリケーションの作り方が書かれている14章と次世代のバージョンである Python 3 の解説を行っている15章は読んでいません。
 本書は入門書らしい入門書です。細部には深入りせず、ひとまずこの言語を使うのに必要な基本文法や Python の特徴が説明されており、読後にはそれなりに実用的なコードを書き始めることが出来るようになるでしょう。「公立高校で使うような数学の教科書」というのが僕の印象を端的に説明するフレーズです。事実を単に列挙する傾向があり、「なぜ」を問えない空気があるように感じました。
 長所は、初めてプログラム言語を学ぶような初心者であっても分かる程度に平易な記述が行われていることです。イメージ優先で説明がなされ、それをサポートするような図が豊富に載せられています。また、さすがに邦書だけあってユニコードに関しての解説は詳細です(Python はデフォルトでユニコードをサポートしています)。
 逆に、他の言語を学んだことのある人が新しく Python を勉強する場合には、本書の記述は冗長すぎます。他言語との違いは所々でコメントされていますが満足いくような分量ではありません。また、Python はオブジェクト指向言語ですが、初めてオブジェクト指向を学ぶ人にとってこの本の説明は親切とは言えないと思います。実際、僕はCしか学んだことがありませんが、本書を読んだ今でもオブジェクト指向が何なのかよく分かっていないままです。
 個人的にテンションが上がったのは、クラスの継承とメソッドのオーバーライド(9章)、Python におけるオブジェクトの考え方(12 章)を学んだ時でした。親から子に性質を継承し、さらに適宜改変出来るこの仕組みはマジ熱い。「Python においては、型とアトリビュートを持つものがオブジェクトである」という一文は非常にしっくりきました。第1章の初めで述べられている「Pythonは覚えやすい、使いやすい」というのは、このようなシンプルな仕組みに支えられてのことだと分かりました。結局、この本は12章を理解出来れば大体のことが分かったと言えると思います。
 本書を読み終われば、次は膨大なライブラリに登録されているモジュールを使って具体的に何が出来るかとか、より高速に実行可能なプログラムを作るにはどうしたらいいかと考えるための基礎が出来るでしょう。
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