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ひでひでた
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ディスカッションには未だに慣れない
van Kampen ゼミが楽しい。
 昨日のゼミでは、どうやら121ページの sum rule の計算は間違っているのではないかという結論に至った。具体的には、W 行列を含んだ積分計算を行うときに著者が引数を誤解している為、最終的な表式でインテグラルが一つ抜けているのだ。結果は sum rule と呼ばれていると書いてあるのでそれなりに有名な結果なのではないかと思うだが、手近に置いてある本をあたってみてもそれらしきものが見つからないので確証が得られない。モーメント総和則とは違うと思う。実は別の方法でも証明が出来るそうなのでそちらと比較してみないと。
 次回は macroscopic equation がマスター方程式からどう出現するかという話だけど、ざっと読んでみると「まあそうだよな」って思う事しか書いてない。次の担当者はどれだけ進めてくれるのだろう。

 ところで、瀬名秀明の『第九の日』が面白過ぎてヤバい。元々『デカルトの密室』が大好きで著者にサインをもらったくらいなのだが、この『第九の日』(に収録されている『メンツェルのチェスプレイヤー』)はその先行作品である。どちらも人間とロボットの知性に関する思考実験的作品で、著者と(特に関西の)ロボット工学者たちとの研究成果が底流をなしている。『デカルト~』を先に読んでしまっているので、重要な役割を果たすであろう叙述トリックが仕掛けられている事にすぐ気がついてしまって残念な感はある。
 僕自身はナノマシンの研究を行っているのに対して彼はヒトおよび生命の理解を行おうとしているので、着目しているスケールが相当かけ離れていることになる。どこかで接点を持ちたいと思い続けているのだけど、どうなるかな。まあ彼自身は薬学部で細胞生物学の実験を行ってドクターを取った訳だから、そのうち何とかなりそうな気もする。

 月曜日のレビューはどうなるだろう。いまのところ、とりあえず一本目の論文の主要箇所は理解した。やっぱ本質的には fluctuation theorem だと思っていい。普段考えるシチュエーションとは異なっているけど式の形は FT そのものだ。引用されていた Lebowitz & Spohn は確かに気になるけど今のところは読まなくても済んでしまっている。それにしてもこの論文はなんで EPL に投稿されたんだろうな。PRL でもいけそうな感じの内容なのに。
 今日は起きたのが遅いので、もうしばらくは考察を進めようと思う。自分の考えている事との比較とか、この仕事の拡張とか。それをまとめて月曜にディスカッションだ。先輩も来てくれるし。
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ひでひでた
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2010/06/06 23:39 | | edit posted by














 

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