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ひでひでた
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何を見ているのか
力学系の研究はほんとうにおもしろいと思う。自分でプログラム組んで実際に絵が出てくるあたりはかなり良い。なにか系の振る舞いが目で見えるってのはすごく楽しいことです。
 こういうのをやるなら結果を解釈するときに気を使わないと結論に意味がない状況になってしまう気がします。つまり、ある系(もしかすると偏微分方程式で記述されるかもしれない)の性質を解析してみて(常微分方程式系におとしてもいい)面白い絵が得られたとき、それが本当に自分の見たがっていた系を記述出来ているのか慎重に判断しないといけないんじゃないかってことです。
 例えばLorenzが行った研究では2次元対流系の偏微分方程式が3本の常微分方程式に切り詰められているのですが、この大胆な近似はレイリー数が少しだけ臨界値を超えているときにはそれほど悪いものではありません。つまり大きなレイリー数の領域に言及しない限りはそれほど怪しげな議論にはならないのです。一方でこの方程式系の解析結果を直接もとの対流系に対して適用できるかどうかは全く自明ではないので深い考察が必要です。
 生命を扱うときにもし力学系理論を用いた解析をするのであれば、それが生命のどのような点を記述しているのかという議論や根拠が必要でしょう。カオス理論の研究は何となく派手なイメージがあるのですが、そのファッショナブルさだけに目を向けるのではなく地道な考察もきちんとなされるのが科学としては必要なことだと思います(つまり「こんな面白い現象が記述できる!!」ってだけじゃなくて、ということ)。もちろん自戒をこめて書いているわけですが。
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カオス   0 0















 

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