スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ひでひでた
スポンサー広告  

研究室訪問 その1
お久しぶりです。もう8月になってしまいました。
 京大に研究室訪問に行ってきました。研究室自体は医学部も入っている西部キャンパス内にあるのですが、所属は生命科学研究科で医学部と直接の関係はありません。研究室の教授は学部の頃に知り合った先生で、まあなんというか、うちの先生とは対極にあるような人です(笑)二人を並べてみたら笑ってしまうくらい違うタイプでしょう。
 研究内容は幅広く一言では言えませんが、大雑把には細胞核、膜タンパク、そしてバイオインフォマティクスがテーマのようです。確かに細胞生物学的な研究をしている方もいらっしゃればコンピュータにかじりついてる人もいました。割と大所帯の研究室は静かで、それぞれが黙々と研究をする感じでした。うちの研究室は一旦議論が始まるとかなりにぎやかになるし、その議論の発生頻度も比較的高い気がするので、雰囲気の違いは結構あるように思います。空気は年々変わるので来年以降がどうなるのかは全然分かりません。僕自身はわいわいやりたいです。
 院生二人とポスドク、助教さんにお話を伺う事が出来ました。あらかじめ連絡が伝わっていた訳ではないそうなのでありがたい対応をしてくれました。D3の方は核の研究をされており、どのような仕組みで物質の選択的な輸送が行われるのか調べているそうです。PNASに受理された論文を元にしたスライドを見せてくれました。D2の方は最近プロテオミクスをやりだしたそうです。あれはすごそうですね。まずは網羅しましょう、という感じで。僕の話に関心を持ってくれたのが嬉しかったです。助教さんも核の研究者です。最近結婚されたとか。
 何よりも興味を引かれたのはポスドクの話でした。彼はイスラエル出身で、イギリスのUniversity College Londonに学んだそうです。専門は生物工学。どこまで書いていいのか分からないのですごくぼかしますが、とにかく物理学と生物学のインターフェースにいる人で非常に面白い研究をされています。細胞核は粘弾性を持ってるとか、情報伝達がどうだとか、僕が大学院に入って以来勉強してきたことがもろに関わっていたので思わず質問攻めにしてしまいました。実験のデータも見せてくれたけど、あれはほんとに面白いとしか言いようがなくて。性格はまだよくわかりませんが温和そうで、ゆっくり丁寧にしゃべってくれる良い人でした。あと1年ちょっとはいるらしいのでまた話したいです。
 彼もそうですが、あの研究室は意外に物理との接点がありそうです。一分子測定もかなり盛んなので非平衡統計との相性も良いのかもしれません。はっきりと確認した訳ではありませんが。せっかく学んできた事だし何か積極的なつながりを見いだしたいです。
 自分の関心は生物にあるのだと、今回の研究室訪問で明確に意識しました。これなら新しい環境に行ってもやり続ける事が出来ると思います。
 今月末に別の研究室を訪問してどちらがよいか結論します。実は今度行く方も一分子計測が盛んな上、前々から関心を持ってきたシグナル伝達がメインなので最終的にどうなるかはまだ分かりません。どちらにしても京都には帰る事になりそうです。今回は非常に良い刺激を受けることが出来ました。
スポンサーサイト
ひでひでた
博士編入   0 0

デュアルディスプレイ実現
おはようございます。徹夜→16時間睡眠と続いて今に至っています。体調は良く、研究も少しずつ進んでいます。
 ところで5年前の大学入学時に買ったテレビはそこそこ高性能で、当時から地デジが見れた以外にもパソコン入力用の端子が背面についていることが特長です。今まではその存在を知りつつも利用していませんでしたが、最近では論文掲載の図を観察しつつプログラムを書き、その結果を出力して比較するので手持ちの13.3インチMacBookでは画面が狭く感じられるようになり、いよいよ接続してみることにしました。Spacesも現在進行形で使っているとはいえ、常に一つの画面を見るから狭さに変わりはないし。
 まあ結果から言うと、テーブルとテレビの距離が若干ある関係で画面の大きさ自体はそれほどでもなくてパソコンと大差ないように見えるのですが、それでも単純にスペースが2倍になったのがかなり便利です。音声もテレビから出せるのでヘッドホンを使うよりも耳に優しいというのも良いところです。あと発色がすごくきれいなので壁紙が美しく表示されるのには感動しました。今使っている壁紙は青い背景の左側から右側へと水がこぼれ落ちるようなもので、テレビの画面にはまるで秋の良く晴れた日の深い空のような蒼が映るんです。ちょっとこればかりは元のディスプレイを見る気にならなくなった。
 ……そういえば3週間ほど前に京大の先生に出したメールの返事が先日返ってきました。今月末に訪問する先生とは別の方です。どうやら海外出張やら国内での研究会やらが重なってしまったようでした。来月の末に直接お会いする約束をしました。これで選択肢は二つ、どちらも英語をメインに使う環境で、海外の研究室との交流や研究会への参加を積極的に勧めているようです。どちらの研究内容にも当然関心があるのでそれなりに考える事になりそうです。片方はシグナル伝達、片方は核。ナノテクが相当絡むあたりは共通。
 そんな訳で9月末の学会までは2、3度ほど京都に行く事になりそうです。早く研究進めないとマジで学会に間に合わなくなりそう。さっき気付いたんだけど、アブストに英語タイトルつけるの忘れてました。やってしもうた。
ひでひでた
博士編入   0 0

メチレーション
大学構内から更新。今日はノーパソを持ってきているので無線経由です。
 あさってに行うセミナーの資料をほぼ完成させました。あとは細かい箇所の確認とかです。当日はイントロの部分で紛糾する気がする。今回は非平衡定常系での揺らぎの定理を扱うので、たぶん「非平衡定常系って何?」とか、そこらへんから話をするべきかもしれない。詳細釣り合いとの関係とかも。うちの研究室は様々な専門を持つ人が集まっているので非常に基本的なところで毎度毎度時間がかかるのです。セミナー全体で4時間とか平気でかかる。今回の資料は表紙等含めて12ページだけど、これでも一番薄いくらいなんですよ。
 さて帰京案のことですが、先ほど京大の先生から返信をいただきました。今月の下旬からお盆前くらいなら研究室訪問おっけーとのこと。相手は学部時代に一度セミナーに参加させていただいた事もある先生で、実は4年間通った近所のお好み焼き屋での常連仲間だったりしました。非常に人情味に溢れる人です。彼はアメリカ帰りの上、院生に留学生が何人かいるので公用語は英語です。まあ何とかなるだろう。…とか書いてみるといかにも進学が決まった気でいるように見える。
 それにしても、返信の最後で「楽しみにしています」と言ってくれたのは本当に嬉しかった。あの店でいろいろ話した時の表情が思い出されてくる。人との出会いには恵まれた人生だな、と折に触れて思う。


 そういや先輩のせいでこのブログが研究室メンバーにバレた件。
ひでひでた
博士編入   0 0

臆病者
京大の先生に面談をさせていただきたい旨のメールをした。生命科学研究科の人なので純然たる生物系だ。
 宛名、自己紹介、理論物理をやっている/実験の経験はないこと。なぜ実験系に移りたいのかは直接お話しして伝えたいと書いた。一度文章にしてみたがあまりにも長くなってしまい、かといって半端に短いものにして気持ちまで半端に見えてしまったら嫌だったからだ。こちらとしては伝えるべき事を正直に書いたと思うのだけど、相手の目にはどう映ることか。相手を知らなければ知らないほど、自分にとって重要になればなるほど不安になる。拒否されたら辛いな、覚悟しているとはいえ。…とか思って、もう送ってしまったはずのメールを何度も見返してしまったりする。さすがに女々しすぎるか。
 しばらくは返事待ち。
ひでひでた
博士編入   0 0

雑誌『科学』を買ってみた
あ、いまセミが鳴き始めた。もう夏かな…。
 最近は昔とは体質が変わってしまったようで、とにかくクーラーが苦手になってしまった。26度は大丈夫でも25度になると途端に鼻の調子が悪くなる。困ったものだ…。昨日もそのせいで一日が台無しになってしまった。
 さて、今日は早起きしてセミナー準備中。どうしても計算が合わなかったところもクリアして先に進めるようになった。確かにこまごまとしすぎている計算は論文には載せたくないという気持ちも理解できる。あとは資料をまとめるだけになったけれど、他の論文との関係がとても気になるのでまだ完成という事にはならなそうだ。学会のアブスト提出との兼ね合いを考えて適当に調節しないと。

 今月の雑誌『科学』は合成生物学が特集されていてかなりアツい。まあVenter達の衝撃的な仕事が先日公表されたことと無縁ではないのでしょう。僕が合成生物学と出会ったのは昨年の冬で、Elowitzグループの仕事がすごく新鮮なように思えた。以前の『Natureダイジェスト』でも合成生物学の抱える問題点を扱った記事が載っていたりしたので、今最も勢いのある分野である事には間違いがなさそうだ。東大はどうか知らないけど東工大はMIT主催のiGEM(international Genetically-Engineered Machine competition)というコンペティションに参加して優秀な成績を上げているそうですね。とはいえ、とにかく資金を大量につぎ込んで網羅的に仕事を進めるような分野ではアメリカや中国に敵わないと思うのだけど(オバマ政権は合成生物学の与える影響を評価するよう調査を進めているらしい)、日本の立場はどんなもんなのかな。
 今回初めて手に取った『科学』でしたが、製本がかなりしっかりしていて好印象でした。京大霊長類研の松沢さんが連載しているチンパンジー研究の記事も面白いです。今回のタイトルは「死を弔う意識の芽生え?」ということで、瀬名秀明の小説『BRAIN VALLEY』でも積極的に扱われたことがテーマのようです(というか、本当は順番が逆)。それ以外にも「テクノロジーアセスメントの現代的意義」という記事は必ず読もうと思っています。1400円と安くはない雑誌だけど、たまには購入してみてもいいかもしれません。

 さて、京都に帰るとか帰らないとかいう話だけど、今のところは向こうの先生とコンタクトを取ろうとしている段階です。少なくとも来年度は現在の研究室には所属していないだろうことは確か。
 もし京都の生物系に進むのならそれなりの受験勉強をしないといけません。Essential Cell Biologyは全部理解しとかないと話にならないだろうし、生化学なども必要になる気がします。修論の準備と並行して進めるのは相当大変だと思う。指導委託の可能性は相当低いから早く腹を括らないと…。
ひでひでた
博士編入   2 0

PREV | HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。